納税方法が増えることにメリットはあるのか?
スマホアプリ納付開始前の準備

基本的に選択肢は多い方が魅力です。

その一方で、どうして選択肢が多いことが魅力か?、
といったツッコミの余地があります。


とんぼの写真は後ろから撮りましょう

ペイ納付 見かけなくなった表示

いつのまにか見かけなくなった表示があります。

  • 夏に見かけた「冷やし中華はじめました」
  • 「モ〇ドセレクション」受賞
  • ウェブサイトの「工事中

現在、特別な専門知識がなくてもウェブサイトを作ることができます。

私はこのブログのサイトも事務所のホームページも
WordPressワードプレスで自分で作成・運営しています。

HTMLやCSSの知識はあった方が良いのですが、
無くともなんとかなります。

かつて、WordPressなどの仕組みやサービスがなかった頃は、
サイトの立ち上げ段階で力尽きた(?)場合も多かったようです。

サイトにアクセスすると、いつまでたっても「工事中」
という表示をよく見かけました。

事情は異なりますが、予告を意味している「工事中」といえる表示を
最近になって見かけました。

サイトは国税庁、予告対象は「スマホアプリ納付」です。

ペイ納付 スマホアプリ納付が12月スタート

まず、「スマホアプリ納付」の内容を確認します。

「スマホアプリ納付」とはサクッと表現すると、

  • スマホから「○○Pay」で納税できる

という仕組みです。

国税への対応では幅広いものの、利用上の留意点もあります。

スマホアプリでの納税が可能になりますが、使える「○○Pay」は
下記の6つに限定されています。

そして、「工事中」の表示(笑)。

スマホアプリ納付は当初、2022(令和4年)1月より導入される予定でした。

事業者の選定の都合で延期されていたという事情があります。

スケジュールは変更されたものの、スマホアプリ納付を実現する
ということを明らかにするために告知がされたようです。

ペイ納付 選択肢の問題か?

納税手続きの選択肢が増えることはプラスです。

それとは別に、どういった納付手続きで納税されているか
という現状を確認しておきます。

「令和3年度におけるe-Taxの利用状況について(国税庁)」では、
納付手段別納付件数が示されています。

キャッシュレス納付」の割合は増加傾向ですが、全体の1/3程度です。

圧倒的多数は「窓口での納付」、事実上銀行窓口での納付という現状です。

スマホアプリ納付が加わることで、納税のうっかり未納は防げるかもしれません。

とはいえ、スマホアプリ納付の開始を待つよりも、

  • 現在選択している納付手段
  • 利用しているキャッシュレス決済
  • インターネットバンキングの利用状況

といったことを確認することが優先です。

新しい選択肢の利用以前にできることが多いかもしれません。

 

蛇足
オニヤンマやギンヤンマといったスター的存在のとんぼは
すっかりみかけなくなりました。
赤とんぼが例外なんでしょうか?
秋晴れの郊外では、赤とんぼだらけの光景がみられました。

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