スキルアップに役立つセミナー・研修とは?
予習と答え合わせが魅力な理由
知識や資格が増えると可能性が広がりそうです。
一方で、可能性を現実にする当事者は本人ひとりだったりします。
役立つセミナー 義務と可能性の誤解
税理士には年間36時間の研修義務があります。
税理士会の指定を受けたセミナーや研修の受講が対象です。
私の所属している支部は達成率が毎年低いということで、
秋くらいになると支部長よりハッパがかかります(笑)。
私は学ぶ対象が青天井状態なので(笑)、毎年達成しています。
義務といっても、実務に即した研修テーマや内容が中心となっています。
受講する対象や考え方次第では前向きにとらえられます。
反面、漠然とした仕事の可能性を期待する受講は、
知識の上滑りになりがちでおすすめできません。
役立つセミナー 予習と答え合わせ
税理士は税の専門家といっても全ての税目でエキスパート
というわけではありません。
苦手や不得意というよりは、経験知が乏しかったり、
現状では対応していないこともあります。
知識を補っておくことは仕事の縮小再生産を回避することにもなります。
とはいえ、そうしたインプットであれば本で補えます。
本は構成や内容が整っており、情報へのアクセス性も高いので、
知識のインプットであれば最優先の選択肢です。
実務を対象としたセミナーや研修は、
- 「予習」を前提に
- 「答え合わせ」を目的に
受講することになります。
「予習」といっても関連分野のインプットをするよりは、
- 業務上の疑問点の棚卸
- 理解の洗い出し
といった準備をしておくこととなります。
上記の課題への「答え合わせ」、
- 考え方や理解の検討
- 発展的・関連内容の理解や知識の補充
をセミナーや研修の受講を通して得ることになります。
受講中に講師からの指摘される内容で過去を振り返り、
冷や汗をかくことがあります。
幸いなことに「答え合わせ」は自己採点です(笑)。
役立つセミナー まとめよりもアウトプットへ
私は本を読みながら、本にメモをとることがあります。
本によっては、空きページに情報を整理することもあります。
セミナーや研修での資料にも同じようにメモをとります。
一方で、まとめノートの作成といったことをすることはありません。
受講の発端が仕事上の疑問の解消にあるためです。
過去の業務記録の参照やこれからの業務のアウトプットに向ける
といった過程を「復習」としています。
セミナーや研修は「税理士ドック」の一面もあります。
疑問や不安を抱える仕事ばかりといった状況は避けたいのですが(笑)、
課題の乏しい縮小再生産の業務は避けたいと思っています。
蛇足
セミナーや研修にも流行りや季節感があったりします。
インボイス制度や電子帳簿保存法の研修は2023年(令和5年)多々ありました。
秋から冬は年末調整や確定申告の研修が定番です。
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