メジャーな情報源の価値は低いのか?
リテラシーがあるか?、補っているか?

情報収集は大切です!、に反論の余地はありません

判断の材料としての貴重な情報源はあるはずです。

情報源の取り扱いが無視できなくなります。

情報源の価値 メジャーな情報源を優先しない?

税理士業務は書類・データを材料にパソコンと向かい続ける
といった印象かもしれません。

決算・税務申告の業務では当てはまります。

一方で、お客様への毎月の訪問や相続税でのご相談などは
会話の時間が続きます。

お客様は税務会計の専門家ではありませんが、利害関係者の筆頭です。

税務会計に関連した情報収集に熱心な方も少なくありません。

収集した情報をもとに検討を試み、質問されることもあります。

関心の強さや取り組みの意欲が現れいるポジティブな面もありますが、
ネガティブな面がチラつくこともあります。

メジャーな情報源を優先しない、といった傾向もその一つです。

情報源の価値 メジャーだから価値が低いのか?

税理士は一般人がアクセスできない情報源を利用できる
ということは誤解です。

有料の雑誌やデータベースの利用といった選択肢はありますが、
税理士限定とは言い切れません。

利用する大半の情報源はメジャーな誰でも利用できるものであり、
無料の場合も少なくありません。

たとえば、官公庁のウェブサイトや「e-Gov」。

税法はカチッと固定化された、変化のない印象かもしれませんが、
運用面では変化が続いている現実があります。

2024年(令和6年)は「令和6年能登半島地震」や「定額減税」で
通常とは異なる税務処理が必要となりました。

根拠の確かな情報源にアクセスする機会が増えたとも言えます。

法律上の根拠はいわゆる「六法」による参照もありますが、
迅速・参照・編集を考慮して「e-Gov」の利用が優先です。

上記以外では、税理士のブログや動画も参考にはなります。

当事者目線での情報発信が魅力なメディアです。

反面、リテラシーが課題となります。

情報源の価値 リテラシーを補う!

税務会計の判断が困難と感じる背景には、

  • 知識や理解の欠如
  • 関心の偏り

といった情報の利用者側での問題があります。

該当しない、マイナーなケースであっても、関心が強いことで、
拙速な判断につながることもあります。

選択を検討する余裕がないこともあります。

知識や網羅的・体系的に理解しておくことに限界があるので、
情報を活かしきれないことがあります。

メジャーな情報源は参照できるだけの根拠はありますが、
利用がカンタンとは言い切れません

適切かつ簡潔な情報だからこそ、わかりにくいこともあります。

メジャーな情報源がわかりくい、参照を避けているのであれば、
リテラシーを補う必要があります

税理士への依頼には、税務会計のリテラシーを補う面もあります。

 

蛇足
アイキャッチ画像はキキョウ(桔梗)です。
6月にキキョウをみかけると、「本能寺の変」を連想してしまいます(笑)。
 (明智光秀の家紋が「桔梗紋」でした)
穏やかに咲いている花なので、歴史的事件とのギャップを感じます。

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