Excelのスライサーと関数でサクッと分析!
おまけChatGPTでサンプルのデータを作成と修正

初歩的や直感的な機能は軽くみられがちです。

実際に使ってみるとありがたみがわかったりします(笑)。

Excelの「スライサー」もその一つです。

関数と組み合わせるとさらに有効です。

シンプルでも分析!

スライサー 抽出も分析!

「分析」は字面以上にとっつきにくい印象です。

客観的にカチッとした検討が要求されるためです。

他方で、検討の内容はともかく操作や処理の過程までが重々しい
とは限りません。

初歩的・直感的な操作や処理でも分析につながります。

データの「抽出」もその一つです。

焦点を当てたデータを抽出することでみえてくる事実もあります。

スライサー マウス操作だけでOK!

Excelの定番機能を組み合わせることでデータの抽出は容易になります。

まず、対象のデータの表を「テーブル」化します。

表内のセルを選択した状態で「Ctrl+T」の操作のみでテーブル化完了です。

これで「フィルター」が使えます。

シンプルですが、抽出→分析のとっかかりになります。

さらに「スライサー」で複数の対象を抽出できるようにします。

「テーブルデザイン」→「スライサーの挿入」で抽出したい項目を選びます。

抽出したい対象がテーブルとは別に見える化できます。

抽出したい対象をマウスで選ぶとテーブルよりデータが抽出できます。

複数の対象を選択する場合には「Ctrl」を押しながらマウスで選択します。

選択の解除も容易です。

スライサーはオートフィルタでの抽出対象の細かな設定はできませんが、
複数の対象をマウス操作だけで見える化しつつデータ抽出できます。

スライサー 関数を組み合わせる!

数値データの抽出がある場合にはデータを利用した計算も分析対象になります。

抽出したデータの金額だけを合計することもできます。

利用したのは「SUBTOTAL」関数です。

  • =SUBTOTAL(9.D2:D101)
  • D2セルからD101セルを合計する
  • 「9」:SUBTOTAL関数では合計を意味する

抽出した金額だけを合計するのみですが、印象論以上の分析につながります。

テーブル・スライサー・SUBTOTAL関数はどれも複雑な機能ではありませんが、
分析の視点を容易に提供してくれます。

試してみることがおすすめです。

おまけ ChatGPTでサンプル作成と修正

順序は逆になりますが、今回使用したファイルはChatGPTで作成しました。

手際よくサンプルを作成してくれたましたが、余分なデータもありました。

日付の末尾が邪魔です。

新たにファイルを作ってもらう選択もありましたが、
ChatGPTに改善方法の提示をお願いしました。

手際よく2つの方法を提示してくれました。

セルの書式設定の変更と関数の利用による変更です。

とりあえず後者の関数による変更で修正しました。

 

上記の処理の後で、本文でのテーブル化となります。

 

蛇足
「調べる」ことは無視できない過程ですが、
AIに「尋ねる」→「試す」も大切ですね。
アウトプットのハードルを下げるための生成AIの利用が
正常な使い方だと思います。

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