損益計算だけでの経営管理の限界とは?
対策の限界と見直しのきっかけとは?
会計処理や決算・申告の事務処理では「損益計算」、
売上や経費に関心が集中しがちです。
事業経営の黒字・赤字、所得税額に直接影響するので
致し方ないかもしれません。
とはいえ、損益計算と実態のズレを感じることがあります。
損益計算の限界と克服が課題になります。

融け続けるか?
損益の限界 集計に集中!?
「会計処理」と電卓での集計作業がつながりやすいかもしれません。
大量の領収書やレシートと横に置きながら、電卓カタカタ…
あながち間違いとは言えません。
どんな事業経営の売上にしろ経費にしても取引の集計の結果です。
電卓でもExcelでも集計の処理を漏れなく適切に行っていけば
損益計算は完了します。
事業経営の黒字・赤字といった損益、損益計算から所得税・法人税と
税金の計算にもつなげられます。
お疲れ様でした、と言いたいところですが続きがあります。
損益計算と実態のズレの克服です。
損益の限界 対策と対策の限界
損益計算上は黒字、利益があるはずなのにお金がない
という経営状態はありえます。
損益計算書だけをみていてもわかりませんが、
- 売掛金の回収の遅れ
- 固定資産の投資
- 借入金の返済
- お金の残高 etc
といった状況までとらえれば不思議ではありません。
売掛金にしろ固定資産・借入金も損益計算書には
現れない対象です。
事業経営で必要な対象を見える化する必要があります。
損益計算に加えて、上記の対象を管理しておけば
損益計算とお金の管理でズレが生じません。
上記の対象と損益計算を関連させた資金繰り表を作成する
といった対策がとれます。
「Excel 資金繰り表」で検索したり、AIで作成してしまえば
資金繰り表のひな型は入手できます。
手掛けやすい対策と言えます。
他方、損益計算に処理を追加するという限界や問題が残ります。
損益の限界 見直しのきっかけ!?
損益計算中心の会計処理では資金繰りまではカバーしきれません。
資金繰り表を導入して管理対象をそれぞれに別途集計・管理する
といった対策には効率面では足かせとなります。
事業経営で管理するお金は損益計算だけではなく、
「貸借対照表」資産・負債もあります。
「複式簿記」はとっつきにくい仕組みではあるものの、
損益計算と一体的に貸借項目も管理できます。
損益計算の限界や課題と向き合う段階にきたときには、
複式簿記・会計ソフト・税理士のサポートが検討対象です。
損益計算中心での管理に限界を感じたときが
見直しのきっかけとなります。
蛇足
アイキャッチ画像は近所で撮影した田んぼの光景です。
2026年(令和8年)冬の石川県はしっかり積雪がありましたが、
2月になると真冬から脱却しつつあります。
春には遠いものの、三寒四温といった変化が感じられます。
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