税制改正大綱はAIで強弱をつけて読む!
スライド化・抽出・要約を使い分ける!

政治と税金のつながりは選挙でも目立ちますが、
「税制改正大綱」も見逃せません。

2025年(令和7年)12月もなんやかんや言いつつも
税制改正大綱が発表されました。

2025年のAIの進展を取り入れて改正大綱を読んでみると
グッと身近に感じられる内容があるかもしれません。

最大の変更点!?

AIで強弱 見て見ぬふりはできない

毎年12月に発表される与党の「税制改正大綱」は風情のない
年末の風物詩です(笑)。

法律ではない、未決定ではあるものの、実現性が高いため
見て見ぬふりはできません。

改正大綱で示されれている税金の仕組みの変更点は
仕事でも生活でも影響があります。

変化を織り込んだ想定や仮定、選択の変更といった
現実的な対応が必要になります。

他方、広範な改正大綱と手軽に付き合うスキルも魅力的です(笑)。

AIで強弱 スライド化・抽出・要約

2023年より改正大綱を読む際にAIを利用しています。

改正大綱と手軽に付き合おうという試行錯誤の跡です(笑)。

2024年以前は単一のAIを改正大綱以外とも同じように扱う
といったアプローチでAIを利用していました。

悪くはありませんが、AIの進展も利用方法も更新されています。

2025年(令和7年)は改正大綱を強弱をつける、解像度を調整する
といったアプローチでAIを利用してみました

手始めに改正大綱を要約したスライドを作成しました

「まじん式」を利用しての改正大綱のスライド化です。
 (まじん式プロンプトでスライド作成)

改正大綱のスライド化というとえらく遠回りな印象ですが、

  1. GeminiのGemに改正大綱のPDFファイルをアップロード
  2. 作成されたコードをウェブアプリに貼り付け
  3. スライドを自動作成

と5分もかからない操作で改正大綱を要約したスライドが作成されます。

私の事務所のロゴ入りは御愛嬌です(笑)。

A4で150ページ以上の改正大綱を図解でスライド化できると
全体をとらえやすくなります。

次にAIを利用して特定の税目に絞り込んでの把握に移ります

ここでは「NotebookLM」の利用が有効になります。

改正大綱のPDFファイルのみを参照して応答するので
ハルシネーション(でっち上げ)の不安がありません。

消費税の制度変更もサクッとまとめてくれます。

主要な変更点を端的かつ網羅してくれています。

AIを使い分けることにスキルは不要という点でも助かります。

AIで強弱 解像度を調整する

AIに改正大綱を読み込ませさえすれば本文は読まずにスルーか!?
というとそうでもありません。

消費税の変更内容のAIの要約では下記の記述がありました。

ピンとこない記述ですが、関連するお客様がいる可能性もあります。

最後はAIの利用から当事者自らの本文の確認となります

改正大綱での記述は以下の通りでした。

私が応対しているお客様とは現状では関連がなさそうな内容です。

一安心できたのでアタマを休めます(笑)。

多岐にわたる税制改正大綱とは強弱や解像度を調整して付き合うと
負担なく身近な問題として向き合えます

AIの利用を試行錯誤してみることがおすすめです。

 

蛇足
改正大綱は将来に向かっての税制の変更を示しています。
一方、前年以前の改正大綱のその後の検証はどうなのか?
といった疑問が残ります。
野党からの「税制改正大綱・検証」があっても良さそうですね。

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