税金の催告の電話がかかってきたらどうするか?
当事者だからできる対策とは?

見慣れな電話番号の上に要件が税金の催告だったら
誰でも慌てますよね(笑)。

慌てて心拍数も上がりますが、それでもやるべきことがあります。

深呼吸しながら本文へ。

穏やかなタンポポ

催告の電話 呼吸と記録

スマホを持ってはいるものの電話機能はオマケ状態です。

普段の生活でも仕事でもやりとりの手段ではメールが中心です。

そんなわけで、たまに電話がかかってくるとドキッとします。

とりあえず番号を確認して、営業電話っぽい番号はスルー(笑)。

一方、無視できない対象の一つに税務署があります。

税務署から税理士への連絡はいまだに電話が基本手段です。

仕事がら慣れてはいるものの、電話をとる前には一呼吸をおきます。

ついでにメモの準備をします。

催告の電話 何を記録して確認するか?

税金の催告の電話がかかってきた場合、動揺するはずです。

特殊詐欺を疑える余裕があったとしても一抹の不安があります。

電話でのやりとりでは以下の点を確認します。

税金の催告の電話での確認項目

  • 発信元
    • 税務署、役場を部署まで
    • 担当者
  • 催告対象の税金
    • 税目:所得税・法人税・消費税・相続贈与税
    • 税額
  • 書面での事前の通知の有無の確認

事業経営をしていないのに消費税の催告はありませんし、
所得税の納税を市役所が催告することもありません。

税金の納付を銀行口座を利用することはありますが、
特定の金融機関や口座への誘導はありません

税務申告を税理士に依頼しているのであれば連絡をとり、
納税の状況を確認します。

電話での税金の催告から一足飛びに指定金額を送金ではなく、
現状の確認が必須です。

催告の電話 当事者だからできる対策

あからさまに無申告だったり、過少申告だったりすると、
虚偽の税金の催告でも慌ててしまいます。

適切な申告と確実な納税がおすすめです。

納税当事者だからこそできる管理ができていれば
税金の催告といった事態に対処できます

  • 申告書の控え、データの保管
  • 納税状況の確認

納税の手段は複数ありますが、

  • どのような手段を利用しているか?
    • ダイレクト納付、口座振替、インターネットバンキング等
  • いつ利用したか?
    • 銀行口座、納付書日付

といったことを確認できていれば慌てずに済みます。

所得税・法人税・消費税・相続贈与税といった申告税は
申告書の提出と納税がセットとなっています。

申告期限ギリギリでの提出や納税資金の不安があると、
詐欺の催告電話に動揺してしまいます。

税務申告では申告内容だけでなく、納税の計画を含めて
準備することがおすすめです。

当局からの予期しない税金の催告を防ぐ点でも
税理士への税務申告依頼は効果を発揮します。

 

蛇足
2025年(令和7年)4月と5月に国税庁のコールセンターが
全国一斉に催告を実施します。

悪事に利用、特殊詐欺に便乗しようという事態もありそうです。

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■林友範税理士事務所

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