早期着手の最大の成果は失敗とトラブル!?
時間を取り戻すより密度を高める!
「先手必勝」ということばには勢いがありますが、
「必ず勝つ」対象が曖昧かもしれません。
早期着手の成果の解像度を上げてみることがおすすめです。
早期着手 お盆でもスタート!?
2024年(令和6年)も猛暑が続いています。
9連休のお盆休みの一方で、台風の襲来もあり忙しない様相です。
アイキャッチ画像はそうしたお盆の最中にみかけた稲刈りの跡です。
ハナエチゼンといった早生を刈り取っていたようです。
お盆明けを前にした稲刈りは私の住んでいる石川県内では
早期着手といえます。
高温が続いていること、品種の影響、営業上の理由もあるようですが、
早期着手から得られる成果は他にもあるようです。
早期着手 成果は失敗とトラブル
稲刈りを早期着手する理由に、機器の稼働状況や作業手順の確認
といったことがあるそうです。
本格的に稲刈りを進める際に、いきなりトップスピードでスタートしても、
機器の故障や作業手順の不備でのつまづきが起こり得ます。
本格始動と同時にトラブル続きでは効率性の低下だけでなく、
想定外の損失も被ることになります。
早期に小規模で着手しておくことで、
- 起こり得る失敗やトラブルを早期に確認
- 本格始動での効率アップと損失回避
といった成果が期待できます。
稲刈りに限ったことではありません。
経営に関連した税務処理にもしっかり当てはまります。
税務会計の処理をまとめて片付ける「年一」には、
- 事後的な状況で税負担上の有効な手が打てない
- 資料の回収、入力の処理、確認に手間取る
といった問題を抱えがちです。
まとめて片付けるという一見効率の良さそうな選択ですが、
実態はドタバタとした残念な状況となります。
本格始動→トップスピード→高効率・コスパ最高!
という期待は幻想となります( TдT)
早期着手 時間の密度を高める!
「先手必勝」を先行かつ一挙に処理を完結ととらえよりも、
- わずかでも早めに着手して、
- 問題や課題の洗い出しをすることで、
- 本格始動時のトラブル回避につなげることで、
- 時間を有効に活用して成果を上げる!
と早期着手による成果とらえることがおすすめです。
早期に小規模な状況でトラブルが発生したとしても、
むしろ事後対応に活かせる成果となります。
時間を取り戻すことは出来ませんが、密度を高めることは可能です。
早期着手で失敗やトラブルを先出しすることがおすすめとなります。
蛇足
局所的に米不足が話題になっているようです。
たとえば、石川県の米の在庫不足(北國新聞2024年8月17日)。
能登地震への応援消費の一時的な影響のようです。
米は物価の優等生なので、不足は気になりますね。
お盆明けには新米が登場しそうで心配なさそうですが。
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